• コンクリートを通して人を育てる

    執筆者情報
    ハンドルネーム TN
    性別 女性
    年齢 30代
    女性技術者との関係 本人
    勤続年数 5~10年
    業種 学校

     

    ライフワークバランスの保ち方、サステイナブルな生活スタイル(趣味など)

    ■エネルギー源になる食事の時間

    私にとっては、「食事」がライフワークバランスのチェックポイントになっています。丁寧に料理したものを食べているか?外食が続いていないか?適当な食事や外食が増えるのは、仕事に忙殺されている状況と比例しています。いかに効率よく、丁寧に、品数を増やせるかと考えながら料理することは、同時並行で色々なことを考えるのでリフレッシュでき、後で美味しいものが食べられるという楽しみもあります。何より、ゆっくり食事をする時間があるということは、仕事だけでなく私生活も充実しているということでもあります。
     
     

    学生時代にやっておいた方がいいこと/やっておいた方がよかったこと

    ■留学

    これまでの人生を振り返ると、留学しておけば良かったなと思う事がよくあります。学生時代にできる“友達”という人間関係をどんどん築いていけるのは、学生の強みだなと感じます。また、世界の動向を考えても、若いうちに海外での生活経験があることも重要だなと思います。社会人になると、1年間という短期間であっても、環境を変えるということは、同僚や業務への影響等から、簡単にできることではなくなってきます。
     
     

    社会人になってからやっておいた方がいいこと/やっておいた方がよかったこと

    ■趣味など、職場以外に人間関係を広げる場を意識的に作ること

    留学にもつながりますが、学外や他分野の方々と会う機会を積極的に作ることで、視野を広げ仕事の質を上げていくことにつながっていくと思います。学生には、「2本の井戸を掘りなさい」と伝えていますが、多角的に物事を見ようとする努力は、いくつになっても必要なことです。
     
     

    コンクリートに対する情熱

    ■好みのタイプは“コンクリートみたいな人”

    学生たちに、「好みのタイプは?」と聞かれることがあります。その時には、いつも「コンクリートみたいな人」と答えています。最初、学生たちは笑いますが、コンクリートの性質、社会基盤を構成する材料としての役割を説明すると、奥が深いと納得してくれます。色んなものを受入れる寛容さ、色んな材料をまとめ一体となれる包容力、至る所にあるのに決して自己主張しない謙虚さ、これらは人としての魅力に置き換えてもとても大切な要素です。私が、コンクリートを大好きでいることが、将来、コンクリートに関わる技術者が増えるきっかけになるといいなと思いながら、授業をしたり学生と話したりしています。
     
     

    ライフワークバランス(単位:時間)