• 花王(株) 和歌山工場 親子見学会が開催されました!!

     去る7月28日(月)に花王(株)和歌山工場親子見学会が開催されました。親子での参加12名に加え,大阪大学と摂南大学でコンクリートを学ぶ学生10名も参加し,JCI近畿支部の引率スタッフを加えて総勢28名の見学会となりました。13時にJR和歌山駅と南海和歌山市駅に集合し,貸切バスで花王(株)和歌山工場に向かいました。

     説明会場に集合し,冒頭にJCI近畿支部松田好史支部長の挨拶がありました。見学会の主旨に加えて洗剤などのイメージが強い花王の界面活性技術とコンクリート技術との関連について説明がありました。

     続いてビデオを用いてわかりやすく技術の紹介や和歌山工場の概要の説明があり,まずは,バスに乗り込み工場見学に向かいました。液体状の洗剤と粉末状の洗剤を梱包する様子を見学しましたが,液体と粉末の特徴を捉えた方法でオートメーション化されていました。高速で機械が動作するラインに参加者から驚嘆の声が上がっていました。

     約50分間の工場見学を終え,再びバスに乗り込み,工場敷地内にある「エコラボミュージアム」へ向かいました。「エコラボミュージアム」は,ものづくりを行っていく上での地球環境問題への配慮を「原材料の選定」,「製品の製造」,「製品の物流」,「製品の使用」,「製品の廃棄」の5段階に分けて学ぶ施設です。その過程で界面活性技術を実物やタブレット端末,さらにはミニ実験により体験的に学べるようになっています。参加者は,原料のヤシの実に仮想空間で触れたり,水を油の触媒にする技術に感心したり,くらしの中のエコを実物を使って学んだりと有意義な時間を過ごしました。界面活性技術のミニ実験では,水中に入れた油が界面活性剤の作用でみるみるうちに丸くなり浮き上がる様子に子供達から歓声が上がっていました。さらに付属施設の温室で界面活性剤の原料であるヤシの木が栽培されている環境も体感しました。

     一連の見学を終えて,見学の記念写真を撮影した後,質疑応答の時間が設けられました。見学者からは,海外の工場での取組みや製品の安全性の確認に関する質問が飛び出し,熱心な討議が行われました。

     最後にJCI近畿支部広報行事委員会の鎌田敏郎幹事より,見学会の総括と見学に対する感謝の言葉がありました。さらに来年度に予定しているコンクリートに関する親子体験イベントの予告があり,16時に見学会は終了となりました。参加者からは「とても楽しかった。」,「有意義であった。」等の感想をいただきました。

     見学会が無事に終了できましたことを花王(株)殿初め関係者各位にお礼申し上げます。有難うございました。

    JCI