• 支部長挨拶


     
    平成29年5月31日の支部総会から2年任期で,日本コンクリート工学会近畿支部長を務めることになりました.

    近畿支部では,平成25年から2年間務められた松田好史元支部長の下,支部執行部体制の抜本的改革が行われ,近畿支部の活性化戦略が構築されました.つまり,総務委員会,広報行事委員会,調査研究委員会の3委員会体制となりました.これにより,近畿支部の活動を,効率的,かつ,確実に推進できる体制が整いました.また,支部事務局を,一般社団法人プレストレスト・コンクリート建設業協会関西支部事務局に移設し,事務体制の強化が図られました.その後,平成27年から2年間務められた西山峰広前支部長により,さらなる活性化が図られ,講演会,セミナー,見学会,支部表彰等はもとより,2つの研究専門委員会による調査研究を進め,近畿支部において重要視されるトピックスについての具体的な成果に結びつく活動が行われました.一方で,公益社団法人としてのガバナンス強化などの観点で,支部規定やルールなどの改革に取り組まれ,支部執行部組織体制の見直しなど,時代や社会要請に即した支部体制が構築されました.

    このように,この4年間は,近畿支部にとって非常に大きな変革期であったといえます.このように生まれ変わった近畿支部を受け継ぐことになり,今後,近畿支部の本格的かつ持続可能な発展に着手していきたいと思います.

    まずは,近畿支部の財政基盤を安定化する方策を検討していきます.支部の活動は,支部会員の維持・拡大の源泉であり,支部,ひいては,学会全体の会員増強,発展につながるものであり,学会にとって最も重要な事項の一つです.その支部活動を安定して行うための持続可能な支部財政基盤,つまり,仕組みづくりを,本部と連携しながら構築していきます.

    続いて,支部会員増強戦略の構築です.これまで,近畿支部では,公益に対する貢献および支部会員へのサービスを活発に実施してきました.これらを引き続き推進していくことに加えて,新たな戦略とし,非会員の方々と共同で行えるような活動を通して,支部活動の幅を広げ,それにより将来的に自然な形で会員として支部活動に参画してもらえるような仕組みの構築を検討していきたいと思います.

    最後に,私の任期中に近畿支部が携わる最も大きなイベントは,2018年7月4~6日に神戸ファッションマートで開催されるJCI年次大会2018(神戸)の企画・運営です.各支部持ち回りで9年に1度,行われる行事であり,コンクリート工学の最新情報発信はもとより,近畿支部のPR,近畿のコンクリート関連事業や構造物,情報のPRの機会でもあります.神戸での開催は,阪神淡路大震災前の1993年以来,25年ぶりとなります.震災からの復興を経た,災害に強く,かつ,美しい都市としての魅力を伝えたいと思います.また,この年次大会を終えた後,近畿支部の新たな発展・展開につなげる戦略を先の2つの戦略を総合する形で構築したいと思います.

    2年間という短い期間ですが,皆様のご支援とご協力の下,支部長として精一杯務める所存です.

    平成29年6月
    森川 英典